商品を安く見せる魔法の数字「8」のトリックとは

スーパーなどの特売品や、デパートなどのセールの特価品の値段を注意して見てみると、ある共通点に気がつきます。

198円、2480円というように、「8」で終わる値札が多いです。じつは、この「8」という数字は、商品を安く感じさせる魔法の数字なのです。

たとえば、特価品が980円で売られているとします。4ケタと3ケタとでは、価格のイメージが大きく変わる。1000円札1枚を出して何も返ってこないのと、20円のおつりが返ってくるのとでは、買う側のお得感には大きな違いがあります。

たしかに20円だけを見れば「たった20円」と感じるが、「1000円払って20円が返ってくる」となるとインパクトは大きいです。

そのインパクトの大きさを与えるために、980円という微妙な価格設定をしているわけだ。この「8」を用いて割安感を出す価格設定は前述のように「端数価格」といわれ、は日常的にいろいろな店で使われています。

逆に、ほとんど使われない数字もあります。1~4の数字です。この数字というのは場合によっては、割高なイメージを与えることになるからです。

たとえば110円という価格だと、100円にわざわざ10円を上乗せしたような印象があります。

1350円といった価格では、たとえ値引き品であったとしても、350円が余計な金額のような気がして、買うほうにしてみればお得感からはほど遠くなってしまいます。

数字のイメージをうまく利用した価格設定があることを、消費者として知っておくのもいいかもしれません。

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