季節商品の売り時を知らせする「合図」とは

毎年、夏になると話題になるのはエアコンの売上です。 「今年は猛暑になるとの予報からエアコンの売り上げが好調」「今年は冷夏のためにエアコンの売り上げが落ち込んでいる」というように、気温によってその売り上げは大きく変化するものです。

考えてみれば、気温によって売り上げが左右されるそうなものは、意外とたくさんあります。 その代表的なものは水着です。 基本的に、気温が28度 になると急速に売れ始めると言われています。 どうやら28度というのが、人を海に誘う気温のようです。

そしてさらに、気温が1度上がるごとに水着の売り上げは3%ずつ上昇します。 だから水着を売っているデパートやスポーツ用品店では、夏になると毎日温度計を気にしているはずで、週末に向けて気温が上がり28度 以上で安定しそうなら、売上が大いに期待できるというわけです。

逆に気温が下がれば売れるものもあります。 革ジャンです。 最近はどこに行っても暖房が効いていますので、大げさな防寒具を使う人が減っています。 その代わり、革ジャンのような気軽に着たり脱いだりできるものを愛用する人が多いです。

革ジャンが売れ始める目安は、だいたい8度だと言われています。 最高気温が8度 になれば、革ジャンを買う人が急増するそうです。「革ジャンくらい羽織っておかないと寒い」と感じる人間の感覚は、8度が境界線ということです。 

いずれにしても季節もののビジネスには温度計が不可欠です。

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